宅地と空中権
空中権には、土地や建物などの不動産の下に地下鉄を敷設したり、地上空間に電線を架設するような場合に土地を使用する権利と、建物の容積率のうち未利用容積率分を移転する権利、隣接地などに容積率を譲渡できる権利(余剰容積利用権)の二つがあります。
空中権の上手な利用は、都市整備など大掛かりなプロジェクトだけに適用可能されるものではなく、宅地の有効活用にもつながります。
空中権活用例
●バブル時に購入して値下がりした宅地を空中権譲渡により一石二鳥にする。
宅地の空中権を全て売却して売却益を借入金の返済に充当し、宅地自体を駐車上にして料金収益を返済に充てる。空中権の売却先がマンションであればマンション用の駐車場として賃貸すれば固定資産税は1/6に減額される。
●宅地に立つ古アパートの建替えを空中権売却によって捻出する。
古いビルや古アパートは現在の容積を充足していないものが多いですね。建て替えが必要だけど立ち退き料などの費用がかかる。その場合、余剰容積を売却して立ち退き資金に充当するか、売却益で他の資金運用を行う。
●悪い条件の宅地と良い条件の宅地、空中権取引で両方にメリットをもたらす。
日照地と日影地、平面地と斜面地、望地と裏地、条件の良い宅地に容積率を移転させることによって、条件の悪い宅地は収益を得、条件の良い宅地は広い建物を建てることができる。
様々な利用価値が見出されている空中権。他人事にせず、上手な宅地運用に活用したいものです。
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2009年3月22日|
カテゴリー:宅地と空中権
